生きる
今日は、私と同じ歳の彼女の一年忌だった。
さよならも言わずに、急な別れをしたのでその時、その日から、彼女への想いが留まったままであった。
今日の日が、一年忌…。
一年があっという間に短く感じるのは、なぜだろうか?
彼女の笑顔が忘れられない。
彼女の声が息づかいが、私の直ぐそばで聞こえる感じがぬぐえない。
ありがとうと伝えよう。
今日は、貴女の旦那様が笑顔でお客様を出迎えてたよ。
空から見てる。
また、長男次男も協力して接客してたよ。
長男は、彼女ができて嬉しそう。
次男は、東京で就職して都会人になってた。
女の子が居ないと貴女は、寂しがっていたけど、大丈夫ですよ。
すっかり、大人になって人生をしっかり歩んでたよ。
生きるということは、大変だけど貴女の生きた証は、輝いてるよ。
空の上から見守ってるでしょ。
時には、雨となって潤し。
時には、風となって嫌な事を吹き飛ばしてあげて。
そして、太陽の光で彼らを明るく照らし導いてくださいね。
貴女の代わりにはなれないけど…。
貴女の想いを、引き継いでいくよ。
生きるのは、楽しく
愉快に
明るく
陽が照らしてるときも
雲が厚く空が見えないときも
雨が降り続いて、
雷が鳴り響いても
どんな時も
生きる
からね。
貴女の側には今は行けないけど
いつか、
空に行ったときに
話そうよ。
それまで、
なにがなんでも
生きていくよ。
貴女の分まで。
時が来るまで。